ずっとお休み中だったEVO
FLSTCの1991モデルです。
平成25年に車検が切れているので、きっと7年間は眠っていたEvoエンジンの復活作業のご依頼です。
作業内容は、シリンダーベースガスケットの交換・エクストラプレートクラッチの組み込み・前後タイヤ&ホイルシール交換・FフォークのO/Hに、一部外装部品の交換などです。
もちろん、それだけではなく電装品の動作確認や制動装置の点検等も行います。
特にシリンダーベースガスケットからのオイル漏れは修理はエンジントップエンドのオーバーホールになります。
長く眠ってはいましたが風雨にさらされていた訳ではないので、劣化は少々ありますが錆も少なく状態はいい方じゃないかと思います。
このバイク、かっこいいでしょ
11月末にウチのお店にやってきた1982y FXSベースのカスタムShovelです。
リジッド化はされずオリジナルのフレームのままですがかなりいい感じの仕上がりです。
今回はアメリカ本国でカスタマイズされたバイクで、ウチでは日本国内での登録のための改善作業が中心です。
とはいえ、ウインカーもメーターもな~~んにも付いていないので、ほぼ新規でハーネスを引くようです。
実はこのバイク、日本に到着する以前(海上輸送中)に既に新規オーナーさんが決まてしまっていました。
じゃあなんでブログで紹介すんだよって・・
だってかっこいいんだもん。
関心のある方、お探ししますし、お創りしますよ。
ご連絡ください。
TC88 エンジン修理⑤というかFinish
またまた更新が途絶えてしまってました。
・・・日常の作業が忙しくって・・(言い訳)
TC88エンジンの修理の続きです。
オイルポンプジェローターの破損に加え、
ハイドリックリフター(油圧でタペットクリアランスを調整する部品:カムシャフトの動きに従い、プッシュロッドを介してロッカーアームを押してます。)のローラーも傷ついてしまっていたので要交換です。
さらに、カムシャフトやオイルポンプを支えかつエンジンオイルの通路でもあるカムサポートも傷が入ってしまっていたので交換です。リフター&カムサポートは金額、信頼性からFEULINGというメーカーの物を使用。これらは全てMade in USAなのでまあ安心でしょう。
ボルトオンといいながら要加工だったりする事が多々あるのですが、“比較的”順調に組付け完了。
エンジン再始動時のタペット音もほとんどなく、元気に復活しました。
Andrews TW26カムのおかげでエンジン音は以前よりずっとパワフル!バイブレーションもやや大きめで 爆発の強さが伝わってきます。
もちろん 走りもパワフルでスロットルを開けた時の反応が・・癖になります。
しばらくは用心のため早めのオイル交換をしながら状態を観察していきます。
あっ、写真とコメントの内容が全然合ってません。
これらの組み込み写真が・・無いんです。
撮り忘れました。完成写真までも撮り忘れてますし。
TC88 エンジン修理4④
内部の破損箇所の修理と部品交換作業です。
ニードルベアリングが粉砕してしまったため、それらの破片がどこまで入って行ってしまってのか探ります。
幸いにもこのベアリングはクランクケース内に有った為、粉砕した破片の大半は クランクケース下部のカムギアケース内に溜まり エンジントップエンドへ流入することは無さそうです。
ヘッド周りやシリンダー壁は後にチェックしますけど。
そのためにほぼ全ての破片がオイルポンプにより吸い上げられ オイルタンクへ流れてゆきました。
実際、オイルタンク内を洗浄したところ ほぼ全ての破片を確認できました。
ただ、それのことによりオイルポンプのジェローターギアーは傷だらけになりギアは割れ、オイルポンプ壁も傷だらけになってしまいました。
更にカムギアシャフトにも焼き付による傷が有り要交換です。
カムサポートプレート&オイルポンプAssy、カムシャフト&油圧ユニットは交換です。
ついでなので、カムチェーンテンショナーも交換しますし、せっかくなのでカムはアンドリュースのハイカムにしちゃいます!
ナンバープレートBKT
ソフテイルロッカー用に、ナンバープレートのサイドマウントブラケットを造っちゃいました。
ナンバープレートを縦に装着することはできませんので 蹴飛ばしにくいように あえて車両の右側に付ける様に製作。・・右ならマフラーも有るし出っ張りも気にならないでしょ。
また、スイングアーム右側はブレーキ以外に干渉する物が無いので、結構ホイール側に追い込めるので 張り出しも抑えられます。
ただ、スイングアームに取り付けに使えそうなタブやステーが全く有りません。
なので、リアの中空アクスルシャフトの中を通して付けられるステーを作っちゃいました。
脱着も可能で回転してしまうことも無いようイロイロ工夫しちゃってます。
すっきり納まりました。