TC88 エンジン修理②
未だになぜベアリングが砕けたのかは不明ですが、エンジンの異音の原因はカムシャフトの暴れなのは間違いないでしょう。
クランクケースの交換という修理方法が一番オーソドックスですが、クランクケース(左右セット)で約35万円と とっても高額!。さらにエンジン型式の刻印が必要となりディーラーさんにお願いする必要が出てくるのでさえらに・・・。
クランクケースのベアリングホールをボーリング加工屋さんで修理してもらうことにしました。
方法は、削れた箇所を整形し、そこにベアリングホールの寸法に加工したブッシュを打ち込む作戦です。
クランクケースはアルミ製でスペースにも余裕があるので精度は要求されますが 可能な修理でしょう。
熱膨張と加工のしやすさを考慮し、ブッシュもアルミにて作っていただき、後のベアリング交換時に外れてしまわない様、ケースにビスで固定してもらいました。
これで破損箇所の修正は可能になりました。