TC88 エンジン修理4④
内部の破損箇所の修理と部品交換作業です。
ニードルベアリングが粉砕してしまったため、それらの破片がどこまで入って行ってしまってのか探ります。
幸いにもこのベアリングはクランクケース内に有った為、粉砕した破片の大半は クランクケース下部のカムギアケース内に溜まり エンジントップエンドへ流入することは無さそうです。
ヘッド周りやシリンダー壁は後にチェックしますけど。
そのためにほぼ全ての破片がオイルポンプにより吸い上げられ オイルタンクへ流れてゆきました。
実際、オイルタンク内を洗浄したところ ほぼ全ての破片を確認できました。
ただ、それのことによりオイルポンプのジェローターギアーは傷だらけになりギアは割れ、オイルポンプ壁も傷だらけになってしまいました。
更にカムギアシャフトにも焼き付による傷が有り要交換です。
カムサポートプレート&オイルポンプAssy、カムシャフト&油圧ユニットは交換です。
ついでなので、カムチェーンテンショナーも交換しますし、せっかくなのでカムはアンドリュースのハイカムにしちゃいます!