で、続きです。
完成しお渡しした79FLHが、納車後だんだん不調に。
車検時は調子よかったんだけどなあ・・。
特にリアシリンダーがかぶりやすくなったため、コイルも新品に交換し若干の動きの鈍さが表れた油圧タペットもソリッドに交換。
でもユーザーさんのお話ですと どうもオイル上がりをしているよう。
せっかくのバイクなのに、ご迷惑とご不満をかけ続けているので しっかり点検することにしました。
開けてみたところ74エンジンに80のSTDピストンが組み込まれてました。もちろんボーリングもされていますが、シリンダー径が基準値よりもやや大きめ。そのためピストンのセカンドリング上までオイルがきた形跡がありました。 シリンダーヘッドは確認したところ問題なさそうでしたが せっかくなのですべてのバルブをする合わせを含め再点検。74ヘッドに80のピストンを組んでも形状が違うので 74の一番大きいO/Sピストンを選び、しっかりとしたサイズでボーリングをしてもらいます。 次いでに確認したカムは、Andrewsのハイカムが入っていましたが 摩耗などもなく正常でしたのでそのまま使用します。
キャブにも疑わしい点がありますが、まずはエンジン本体が完成してからの確認作業です。