塗装があがってきました
部品の入荷待ちだったり、塗装の順番待ちだたりで
予定よりかなり遅れてしまっていますが
製作中のShovelリジッドの外装品が塗装屋さんから
上がって来ました。
この塗装が単なる塗装ではないんです!
Grinder Tatooと呼ばれる手法で仕上げられています。
素材の金属部に まさに名前の通りグラインダーでTatooのように模様を入れ
その上にクリアーカラーでペイントを施します。
光の加減、見る角度で模様が動いて見えます。
この後 タンクにハンドライティングでロゴを入れてもらい 外装は完成です。
各部の再調整を終わらせれば作業終了となります。
修理完了!
先日、エンジン修理のためお預かりしていたEVOの作業が終了し、無事車検も終えお返しできました。
作業内容はフライホイールAss'y交換、オーバーサイズピストンへの交換などに伴う関連作業一式でした。
オイルタンクにオイルラインの全てを洗浄したので 鉄粉によるトラブルの心配は無いでしょう。
また、この頃のモデルの問題点でもあるカムポジションセンサーはDYNA-Sに変更。
これにより始動性もUPします。
この車両は排気ガス規制が無いので、マフラーはしっかり消音がされているので純正以外のマフラーでもOKです。
EVOエンジン修理中②
ボーリング屋さんに加工依頼をしていた部品が仕上がってきました。
.010オーバーサイズピストンに合わせボーリング加工されたシリンダーと 芯出しと各部寸法確認(ベアリングのフィッティングのためです)されたフライホイールAss'yです。
クランクケースも必要箇所が加工されてます。
あとはプライマリー側の新品ベアリングを圧入した後 いよいよ組み立てです。
月内には完成させたいなあ。
EVOエンジン修理中
まずは、台風21号による被害にあわれた方々、北海道の震災に合われた方々、心よりお見舞い申し上げます。
エボリューションBTエンジンの修理作業です。
エンジンよりとんでもなくデカイ異音がするということで修理のご依頼を頂きばらしてみました。
右側カムギアカバーをあけたところ、中にはすごい量の鉄粉(というより破片)。
覚悟?をしながらシリンダーを抜き取ってみると、フロント側ピストンがクランクが回っていないのに『上下に』動きます・・・。
多分クランクピンベアリングが砕け散って無くなってるでしょう。カムギアケース内の鉄粉はきっとこれです。
リア側コンロッドは動きがかなり固いので 焼きついている模様。
ピニウォンシャフトにも傷があるのでクランク・フライホイールはAss'yで交換。
シリンダーの傷はさほど深くは無いので、交換ではなくオーバーサイズへのボーリング加工で大丈夫そう。
とにかくエンジン内とオイルラインの鉄粉の除去と クランク交換に伴うベアリング等の調整がなかなか大変です。
ただ、オイルポンプやタペット、シリンダーヘッドには損傷がなかったので点検と清掃でOK。
さあ大変だ。
TC88 カムチェーンテンショナー
TC88がリリースされてもう20年近く経ちました。
そのため、当店へ同じ箇所の消耗による入庫が増えて来ました。
そんな中で特に気になるのが、カムチェーンテンショナーの消耗です。
TC88も途中から仕様が変わったため テンショナー交換の必要の無いモデルになりましたが、それ以前のモデルはご注意です。
写真のテンショナーは、02'yFLSTF走行距離49000kmから外したものです。
もう、限界というか遅いくらいの消耗状態でした。(もちろん手前は新品です)
テンショナーはクランク側とカムシャフト側の2箇所有りますので 両方交換します。
さらに交換には インナーベアリングと外側のベアリング、ロッカーバーガスケットに各種Oリングが必要になります。
定番の作業ですが、燃料タンクの脱着が必要なので、少々手間の掛かる作業です。
異音が出る前に交換しましょう。